●ゲッサン 作品評価 その3
作品評価は今回で3/3で20作紹介し切りましたが
アンケートが週刊のベスト1&ベター4を選ぶ方式じゃなくて
面白かったもの3つ、面白くなかったもの3つを選ぶ方式だったので
それにならって個人的なベスト・ワーストを紹介
ベスト
『QあんどA』 あだち充(ゲッサン/連載) 評価 9/10
『信長協奏曲』 石井あゆみ(ゲッサン/連載) 評価 9/10
『あずまんが大王・補習編』 あずまきよひこ(ゲッサン/連載) 評価 8/10
ワースト
『バースデイ』 田辺イエロウ(ゲッサン/読切) 評価 2/10
『怪、刺す』 木原浩勝+伊藤潤二(ゲッサン/小説連載) 評価 3/10
『よしとおさま!』 四位晴果(ゲッサン/連載) 評価 3/10
ベストは巻頭、巻末、巻頭2の3作でした。
編集部の狙い通りにハマった読者かもしれません。
あだち先生はサンデーの『クロスゲーム』で王道、
ゲッサンの『QあんどA』で『虹色とうがらし』『いつも美空』のような
マイナー路線と明確に狙いを変えて来ているので
このまま2作品を両立してもらいたいです。週刊が多少犠牲になるでしょうけど・・・
全作品の平均点は5.90点、連載作品の平均点は6.05点でした。
超、クラサンと並べるとこんな感じになります。
サンデー超増刊号連載陣平均点 7.00/10点
ゲッサン連載陣平均点 6.11/10点
クラブサンデー連載陣平均点 5.00/10点
↓ ここからは残りの作品の評価
『マコトの王者~REAL DEAL CHAMPION~』 福井あしび(ゲッサン/連載) 評価 5/10
チャンピオンと挑戦者(新チャンピオン)の体が入れ替わってしまうという話。
ベテランの方が乗り移った若い方を描くのが漫画的なセオリーだと思うが
この作品の場合は
新チャンピオンが乗り移ったチャンピオン側が主人公っぽいのでそれが新しい。
ただ、これだけガチガチに2人で固めちゃうと
この2人以外の好敵手の広がりを作りづらそうな気がする
すぐに再戦して円満終了か、迷走するかどっちかしかないかも。
『怪、刺す』 木原浩勝+伊藤潤二(ゲッサン/小説連載) 評価 3/10
せっかく伊藤潤二先生を起用しているのに1枚絵が3枚だけなのが残念。
漫画で読みたい。
『権力の犬 ポリスワン!』 杉本ペロ(ゲッサン/連載) 評価 7/10
ベタな笑いだけど小ネタが利いてて上手い。
一度読んだ後、ペロ先生の公式サイトで
“オチが奇跡的に話題のニュースと被った”と聞いて
読み返してみたらかなり笑いました。これを含めて7点。
結果的にギリギリなネタになりましたね・・・。
『リンドバーグ』 アントンシク(ゲッサン/連載) 評価 6/10
中学生の頃、『ロードス島戦記 炎の魔神』目当てで
休刊寸前のコミックコンプを読んでいたことがあるのでこの作風は懐かしいです。
大ヒットするんじゃないかとか、金になるようなニオイはしませんが
巻末にこれが張り付いていたらしまった雑誌になるな・・とは思いました。
『タイムメール』 鯨統一郎+オオイシヒロト(ゲッサン/小説連載) 評価 6/10
過去の自分にメールを送れてその結果が見られる、という内容で
ジャック・フィニィの名作短編小説「愛の手紙」の流れを汲む作品。
ライトノベルチックで読みやすいけど漫画誌ならば漫画で勝負してもらいたい。
挿絵がイラストレーターじゃなく漫画家のオオイシヒロト先生なので
オオイシヒロト先生が漫画化してくれたらなぁ・・・。
『楽神王~vero musica~』 吉田正紀(ゲッサン/連載) 評価 4/10
この内容だとどうしても『ハーメルンのバイオリン弾き』を思い出してしまう。
この人もフォロアーだったか
週刊の『イフリート~断罪の炎人~』の頃から気になってましたけど
描き殴りっぽい雑さも残念。
『ザ!!ビーチスターズ』 森尾正博(ゲッサン/連載) 評価 5/10
ヤンサンの中でも不良債権中の不良債権だったと思うので
なぜこれがゲッサンに来られたのか謎ですが
ヤンサン時代よりもさらにクオリティが低下していて
デッサンが狂ったようなコマが多かったのが残念。
とはいえ全体的に爽やかさが足りないゲッサンの中で
唯一と言ってもいいアウトドアな作品ですから
代わりが出てくるまでは貴重な作品かもしれません。
『信長協奏曲』 石井あゆみ(ゲッサン/連載) 評価 9/10
「第1話 サブロー信長」って書いてあるのに途中まで気付きませんでした(^^;
三郎信長と入れ替わりか・・・。
石井あゆみ先生は池上遼一→藤原芳秀の流れを汲む絵柄で
サンデー本誌に読切が掲載された時でも絵柄が気になって仕方なかったんですが
今回は過去にタイムスリップしてからは
むしろ世界感とマッチしているので違和感がなかったです。
サブローが適応能力ありすぎな感じですが、
舵取りさえ間違わなければ安定して楽しめる作品になりそうです。
